北区の外壁塗装・屋根塗装の助成金制度は2種類あります。

塗装工事の内容によってどちらが適用されるのか、そもそも「うちは助成金を受け取れるの？」と申請を迷っている人も多いでしょう。

この記事では、北区の外壁塗装・屋根塗装の助成金について解説しています。

申請方法やどちらの助成金制度を使うべきかなど、ぜひ参考にしてくださいね。

北区の外壁塗装・屋根塗装の助成金について

北区では外壁塗装・屋根塗装に関して、2種類の助成金制度が適用されます。

【北区の外壁塗装・屋根塗装の助成制度】

• 住まい改修支援助成
• 再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成

それぞれ対象の塗装工事内容や申請受付期間が異なるため、修繕や塗り替え工事の前に確認しておきましょう。

「住まい改修支援助成」の対象工事と概要

住まい改修支援助成とは、北区民の方が実際に住んでいる個人住宅の改修工事をおこなう際に、費用の一部を助成してもらえる制度です。

こちらの制度で、最大10万円の助成金を受け取ることができます。

外壁塗装・屋根塗装では以下の工事内容が適用されます。

外壁塗装	・補修・塗り替え・外壁を防火サイディングに取り換えなど
屋根塗装	・補修・塗装・防水加工・屋根の葺き替えなど

あくまで上記に挙げたものは例の一つで、「住宅の長寿命化に繋がるもの」が対象です。

以下の2つに当てはまれば、「住まい改修支援助成」に申請できるでしょう。

• 防水、防風、防火、耐火、防犯のための工事
• 「外装等」で、現存部分の改修に限るもの

詳しい塗装の種類などは塗装業者に確認すると、助成金対象の塗料を選んでくれますよ。

【住まい改修支援助成の概要】

助成金の対象	・外壁塗装・屋根塗装
助成額	・工事費用（税抜の、見積額と実際の工事費の低い方）の２０％（上限１０万円）・助成対象改修工事が１０万円以上（税抜）の改修工事を行う場合に限る
申請受付期間	令和5年4月3日～令和5年12月28日
予算	令和5年度予算総額2,000万円予定件数200件※予算上限に達し次第受付終了
北区「助成金事業」について	「住まい改修支援助成」

「再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成」の対象工事と概要

再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成とは、温室効果ガスの排出削減に関連する機器導入費用の、一部を区が助成する制度です。

申請が下りれば最大12万円受け取れます。

ただし、こちらの助成制度は屋上または屋根塗装のみ対象です。外壁塗装には適用されないので注意しましょう。

また、工事を頼んだ業者が区内か区外かによって助成金額が変わります。

対象の塗装工事	高反射率塗料（屋根または屋上）
助成金額（区内業者による設置・施工）	助成対象経費の60％（限度額12万円）
助成金額（区外業者による設置・施工）	助成対象経費の50％（限度額10万円）

高反射率塗料とは遮熱塗料ともいい、太陽光を跳ね返すことのできる塗料です。

太陽光を反射できると室内の温度上昇を軽減できるため、エアコン代の節約に繋がりますよ。

【再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成の概要】

助成金の対象	屋根塗装
助成額	区内の業者：助成対象経費の60％（限度額12万円）区外の業者：助成対象経費の50％（限度額10万円）
申請受付期間	令和6年2月29日（必着）までに交付申請を提出※予算上限に達し次第受付終了
予算	記載なし
北区「助成金事業」について	「再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成」

北区の外壁塗装・屋根塗装の助成金が受け取れる助成対象者

北区の2つの助成金で助成対象者が異なる場合があるため、「住まい改修支援助成」と「再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成」に分けて紹介します。

【住まい改修支援助成の助成対象者】

• 北区民で個人住宅を所有し実際に住んでいる人
• 区内の中小事業者を利用した人
• 今までに一度もこの助成を受けていない人
• 区市町村民税（住民税）を滞納していない人※1

※1 居住する全員が滞納していないこと

参照：北区公式HP

【再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成の助成対象者】

• 北区の居住者または居住する予定の人で、自ら使用する目的で助成対象機器などを購入し、設置又は施工する人※2
• 個人住民税又は法人住民税を滞納していない人
• 未使用の機器を導入する人
• 同一年度内にこの助成制度に基づく同じ種類の機器などに対して助成を受けていない人
• 導入しようとする機器などについて、区の助成を受けていない人
• 建築物の販売、貸付けなどによる利益を目的としていない人
• 賃貸または使用貸借の場合は、施工について所有権者の同意を得ていること

※2 事業所、町会等、区分所有者の団体も同様

参照：北区公式HP

北区の外壁塗装・屋根塗装の助成金の申請方法と用意するもの

助成金の申請方法と用意するものについて紹介しています。

申請方法

申請方法は窓口に直接提出か運送の2つの方法があります。

助成制度によって申請方法、問い合わせ先が異なるため注意しましょう。

【申請方法】

住まい改修支援助成	・窓口での提出・運送
再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成の助成対象者	・窓口での提出

【お問い合わせ先】

住まい改修支援助成	所属課室：まちづくり部住宅課住宅計画係〒114-8508 東京都北区王子本町1-2-11 北区役所第二庁舎3階9番電話番号：03-3908-9201
再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成の助成対象者	所属課室：生活環境部環境課環境政策係〒114-0002 東京都北区王子1-12-4　TIC王子ビル2階電話番号：03-3908-8603

用意するもの

2つの助成制度の用意するものをまとめています。

どちらも「自分で用意するもの」と、「塗装をお願いする業者に用意してもらうもの」があるため、事前にチェックしておきましょう。

【住まい改修支援助成】

自分が用意	・助成対象承認申請書・資格確認同意欄・土地・家屋名寄帳、建物の登記事項証明書、令和 5 年度固定資産税等納税通知書と課税明細書の写しのどれか1通・住民票の写し※1・令和４年度住民税納税証明書または非課税証明書※1
施工業者が用意	・工事計画書・見積書・性能を確認するための確認書類・日付入りの工事前と工事後の写真

※1 申請書の「資格確認同意欄」に署名されている場合は不要

【再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成の助成対象者】

自分が用意	・再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成金交付申請書 （第１号様式※）
施工業者が用意	・見積書の写し・パンフレットなど・は塗布部分の図面と塗布面積の計算式を添えた図面・撮影日の分かるは施工前の写真・第三者機関の証明書・区内業者であることを証明する書類（区内業者の場合）
申請者によって用意	・他の助成金等申請状況申出書・所有権者同意書・登記事項証明書・確定申告書(控)の写し・開業届(控)の写しなど

北区の外壁塗装・屋根塗装の助成金を受給するまでの流れ

北区で外壁塗装・屋根塗装の助成金を申請した際の、受給までのおおまかな流れです。

1. 申請（申請者）
2. 書類の審査（北区）
3. 審査結果の送付（北区）
4. 工事着工開始
5. 交付申請（申請者）
6. 書類の審査（北区）
7. 審査結果通知（北区）
8. 助成金振込完了

2種類の助成制度の手続きの流れに大きな違いはありません。

「住まい改修支援助成」だけ、工事完了後90日以内に助成金交付申請をおこなう必要があるので注意が必要です。

また、どちらも工事完了報告の締め切りを過ぎると助成金が受け取れないため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

【工事完了報告の最終締め切り】

住まい改修支援助成	令和6年2月29日まで
再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成の助成対象者	令和6年3月15日まで（必着）

北区の外壁塗装・屋根塗装の助成金を受け取るための注意点

ここでは北区にお住まいの方で外壁塗装・屋根塗装の助成金を申請する人に向けて、注意点を紹介しています。

初めて助成金を利用する人はとくに目を通しておくと良いですね。

申請期限内でも受付終了することがある

申請受付期間であっても、今年度の予算に到達した時点で受付は終了となります。

提出書類は自分だけでは用意できないので、なるべく早めに塗装業者に相談しましょう。

北区の中小事業者を利用しないといけない

住まい改修支援助成で申請する場合は、北区の中小事業者を利用しないと助成を受けられません。

再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成でも、区内の業者の方がもらえる助成金が多いです。

少しでも受給額を増やしたい人は、北区内の信頼できる業者に相談しましょう。

申請に必要な書類は自分だけでは用意できない

「塗装業者を決める前に申請だけでもしたい」と思っても、申請には自分で用意するのは難しい書類がほとんどです。

助成金に詳しい塗装業者に頼めば申請のサポートもおこなってくれるため、まずは外壁塗装・屋根塗装をおこなう業者に相談しましょう。

北区で外壁塗装・屋根塗装をするなら助成金を活用しよう！

北区で外壁塗装・屋根塗装の助成金をもらうには、塗装の種類にあわせて、2つの制度から選ぶ必要があります。

「助成金がもらえる塗装の種類は？」「うちの屋根はどっちに申請できるの？」など迷った際は、MMKアートまでご相談ください。

申請の受付期間内であっても人数が上限に達してしまえば、助成金が受け取れない可能性があります。

まずはお見積もりのご相談から、助成金についてもお気軽にお問い合わせください。