おすすめ外壁塗料ランキング | 種類や選び方も解説
外壁塗料は種類が多く、価格や特徴、耐久年数など様々な点に違いがあります。
そのため、いったいどの塗料を選べばいいのか、迷ってしまう方も少なくないでしょう。
中には塗装業者からすすめられた塗料をそのまま採用していいのか、悩んでいる方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、おすすめの外壁塗料ランキングや主な外壁塗料6種類の特徴、外壁塗料の選び方などについて紹介していきます。
外壁塗料選びに悩む方に役立つ内容なので、ぜひ参考にしてみてください。
おすすめの外壁塗料ランキング
はじめにおすすめの外壁塗料の製品ランキングをお伝えします。
具体的な商品名をお伝えするので、塗装業者に依頼する際に参考にしてください。
パーフェクトトップ
メーカー | 日本ペイント |
---|---|
耐用年数 | 10~15年 |
価格 | 2,200円~2,700円/㎡ |
発売日 | 2010年 |
樹脂 | ラジカル制御型塗料 |
おすすめ1位の外壁塗料はパーフェクトトップです。
パーフェクトトップは、日本ペイントから2010年に発売されて以来、戸建て60万棟分を突破する販売実績を記録している大人気塗料。
塗料に紫外線や酸素が触れることで発生し塗膜劣化の原因となるラジカルの発生を抑えるため、ラジカル制御型塗料として優れた耐久性を発揮します。
そのため、耐用年数が長く、同じ価格帯のシリコン樹脂塗料と比べて2〜3年長くなっています。
バラの香り付きのモデルや、耐用年数を上げた高級版などの様々なバージョンがあるのもパーフェクトトップの特徴です。
このように高性能・低価格を実現している製品なので、塗料選びに迷ったら最初に検討したい製品と言えます。
※参考 https://www.nipponpaint.co.jp/images/products/feature/perfect/prd_213b.pdf
アレスダイナミックTOP
メーカー | 関西ペイント |
---|---|
耐用年数 | 13~15年 |
価格 | 3,450円/㎡ |
発売日 | 2016年 |
樹脂 | ラジカル制御型塗料 |
アレスダイナミックTOPは、2016年に関西ペイントから発売された外壁用塗料です。
パーフェクトトップと同様、ラジカル制御型なので同価格帯のシリコン塗料と比べると、耐用年数が数年長いのが特徴となっています。
アレスダイナミックTOPはダイナミック強化剤の存在が特徴で、混ぜることで塗料の性能が向上します。
雨の後でもまだ湿っている面への塗装が可能になり、梅雨時期でも塗装のスケジュールが崩れにくくなるメリットがあります。
性能重視であれば、アレスダイナミックTOPを選択してもいいでしょう。
ファイン4fセラミック
メーカー | 日本ペイント |
---|---|
耐用年数 | 15~20年 |
価格 | 3,600~4,660円/㎡ |
発売日 | 2005年 |
樹脂 | フッ素 |
ファイン4fセラミックは、住宅用に使われる塗料の中で最高級の部類のフッ素塗料です。
「ターペン可溶2液超低汚染形 4フッ化フッ素セラミック変性樹脂塗料」と呼ばれる分類の塗料で以下の特徴があります。
- 雨シミ等の汚れに非常に強い
- 耐久性が非常に高い
- 塗料が固まるまでの時間が短くプロ向け
このように非常に性能が高く、耐用年数が15〜20年と長いのが特徴です。
フッ素塗料なので、パーフェクトトップやアレスダイナミックTOPよりも高額になりますが、初期費用に余裕がある人にはおすすめできる塗料となっています。
※参照 https://www.nipponpaint.co.jp/products/building/181/
主な外壁塗料6種類の特徴
外壁塗装に使われる塗料には主に6種類が存在します。
ここからは、それぞれについて詳しく解説していきます。
アクリル塗料
耐用年数 | 3年~5年 |
価格 | 1,000~1,800円/㎡程度 |
アクリル塗料は価格が安く、カラーバリエーションが豊富な塗料。素人にも扱いやすいので、DIYで使われる場合が多いです。
しかし、紫外線に弱く劣化しやすいので数年おきに塗り直しが必要になり、長い目線で見たときのコストパフォーマンスが低いといえます。
以前は住宅の屋根や外壁の塗装にもよく使われていましたが、現在はより高性能な塗料が登場した影響で使用頻度が減っています。
ウレタン塗料
耐用年数 | 5~10年 |
価格 | 1,700円~2,200円/㎡程度 |
アクリル塗料よりは耐用年数が長く少し高品質。ウレタン塗料はそんな印象の塗料です。
- ツヤがあり高級感がある
- 乾燥後にひび割れしにくい
- 素人でも扱いやすい
こういった特徴があり、価格もそこそこリーズナブルなので人気があります。
しかし、耐用年数が短めで紫外線で黄色く変色しやすいのが欠点で、長く住む予定の家の外壁塗装には適していません。
ダメージが少ない環境でなければ10年程度であれば持つので、10年未満での引っ越しを検討中の方にはオススメできます。
また価格が安いため、雨樋や水切り板金といった、雨風にさらされる前提の箇所の塗装にも向いています。
シリコン塗料
耐用年数 | 10~15年 |
価格 | 2,000~3,000円/㎡ |
シリコン塗料は現在外壁塗装でよく利用される、最もポピュラーな塗料です。
ツヤがあり劣化しにくく価格も手頃なので、長年住宅の外壁塗装に使われてきました。
ただ、より優れたラジカル制御型塗料が登場したことで、近年使われる機会が減ってきています。
ラジカル制御型塗料
耐用年数 | 13~16年 |
価格 | 2,200~2,800円/㎡ |
シリコン塗料と同じぐらいの価格帯で耐用年数は数年長いため、現在非常にポピュラーな塗料となっています。
塗膜の劣化や変色を防ぐ性能を持っているので、見た目が劣化しにくいのも大きな特徴です。
見た目にもツヤがあり高級感があるのもメリットと言えます。
フッ素塗料
耐用年数 | 13〜20年 |
価格 | 3,500〜5,000円/㎡ |
フッ素塗料は耐久性と耐候性に優れ、長期間にわたり外部の環境要因にさらされても、その性能を保ちます。
塗装のコストは高めですが、長持ちするため数十年単位で見るとコストパフォーマンスの良い塗料と言えます。
広い住宅・ビル・マンションといった、塗装する面積が広い物件の塗装の際に、フッ素塗料を選ぶといいでしょう。
ピュアアクリル塗料
耐用年数 | 15~20年 |
価格 | 2,800円~3,800円/㎡ |
ピュアアクリル塗料は一般的なアクリル塗料から添加剤や可塑剤を除去し、純度を高めたもの。
通常のアクリル塗料は添加剤や可塑剤が含まれており、その影響でアクリル塗料が本来持つ弾力が損なわれています。
一方で、ピュアアクリル塗料は純度が高く弾性が保たれているため、長持ちし耐久性が高くなっています。
ただ、それほどメジャーな塗料ではなく扱う業者は少なめなので、使いたい場合には扱っている業者を探す必要があります。
無機塗料
耐用年数 | 20~25年 |
価格 | 4,000~5,500円/㎡ |
無機塗料とはセラミックやケイ素などの無機物が主成分の塗料です。
塗料が水分や紫外線で劣化する原因は有機物なので、無機物を主原料にすることで長期的な耐性を実現しています。
現存するあらゆる塗料の中でもトップクラスの耐候性を誇っており、カビやこけも生えにくいため、耐用年数は最長25年と長くなっています。
施工費用は高額ですが、「高品質な塗装にお金をかけてもいい」「耐久性に優れた塗料を選びたい」という場合には、フッ素塗料がおすすめです。
自宅に合った外壁塗料の選び方
ここまでに紹介した通り外壁塗料には複数の種類が存在するので、いったいどの塗料を選択すべきかわからない方も多いでしょう。
そこでここからは、外壁塗料の選び方を解説していきます。
長期目線でのコスパで選ぶ
自宅の外壁塗装を依頼する場合は、長期目線でのコストパフォーマンスで選ぶのがおすすめです。
施工時のコストだけで選んでしまうと、短期間での塗り直しが必要になり、長い目で見るとかえってコストが大きくなってしまうためです。
たとえばアクリル塗料での施工は依頼時の費用は安く済むものの、短期間での塗り直しが必要となり長期目線で見るとかかるお金が高くなってしまうでしょう。
他方、シリコン塗料やラジカル制御型塗料での塗装であれば、施工代金は少し上がりますが長持ちするのでコストパフォーマンスがよくなります。
このように長い目線で考え、利用する塗料を選ぶのがおすすめです。
塗料がもつ機能で選ぶ
塗料にはその種類によって異なる機能があるため、機能で選ぶ方法もあります。
たとえば、外気にさらされる機会の多い外壁の塗料には、防腐・防虫・防水・UVカット・遮熱などの機能が追加されています。
機能 | 詳細 |
遮熱性 | 遠赤外線を反射し室内の温度上昇を抑える性能 |
防水性 | 雨水が染み込み建物の内部に浸透するのを防ぐ機能 |
防汚性 | 汚れの付着を防ぐ機能。雨水によって汚れが落ちやすくなる機能が含まれることもある。 |
防カビ性 | カビ・最近・藻類の発生を抑える。 |
坊錆性 | 錆の発生を防ぐ機能。 |
このように塗料には様々な機能を追加できるので、ここに注目して選択するのも良いでしょう。
とくに、建物にとって一番の敵になりやすいのは水分なので、どの機能を選ぶべきか迷ったら防水性のある塗料を選ぶのもおすすめです。
とりあえずラジカル制御型塗料を選ぶのもあり
「いろいろな種類がありどの塗料を選べばいいかわからない」という場合は、とりあえずシリコン塗料を選択するのもおすすめです。
ラジカル制御型塗料は品質と価格のバランスがよく、コストパフォーマンスにも優れているので、選んでおけば大きな失敗をする可能性が低いからです。
いったんラジカル制御型塗料で見積もりをとり、そのうえで価格を下げたい場合はウレタン塗料に変更するなど、必要に応じて他の塗料を検討することも検討してみてください。
ただし、適切な塗料は地域の気候やかけられる予算によって変わってくるので、場合によってはより高耐久な無機塗料などにすべき状況も考えられます。
このあたりは塗料の専門家である塗装業者と相談し、どの塗料を選択すべきか判断するようにしてください。
外壁塗装についてよくある質問
ここでは外壁塗装についてよくある質問について紹介していきます。
迷ったら選ぶべき最強の塗料はどれ?
耐用年数が長く長持ちする最強の塗料は無機塗料です。
無機塗料は紫外線や水分に強く、紫外線や雨風に長年さらされても劣化しにくい特徴があります。
苔や藻・カビも生えにくいので、長期間きれいな見た目を保てるのも無機塗料の強みと言えます。
ほかの塗料と比較すると金額は高めですが、「とにかく最強の塗料を選びたい」という場合は無期塗料がおすすめとなります。
外壁塗装で3回塗りするのはなぜ?
外壁塗装の際には「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回に分けて塗り重ねるのが基本です。
塗り作業を3回に分けて行うことで、耐久性が高まり塗りムラをなくせるため、複数回に分けて塗料を塗ります。
模様をつけたりさらに耐久性を高めたりする場合には、さらに4回、5回と重ね塗りする場合もあります。
外壁塗装は何年持つ?
外壁塗装の耐用年数の目安は以下のように塗料の種類によって異なります。
アクリル塗料 | 3~5年 |
ウレタン塗料 | 5~10年 |
シリコン塗料 | 10~15年 |
ラジカル制御型塗料 | 13~16年 |
フッ素塗料 | 13〜20年 |
ピュアアクリル塗料 | 15~20年 |
無機塗料 | 20~25年 |
このように、選択する塗料によって耐用年数は大きく変化し、丈夫な塗料のほうが金額が高額になる傾向があります。
用途によって最適な塗料を選択するようにしてください。
まとめ
外壁塗料にはいろいろな種類があり、状況に応じてどの塗料を選ぶべきかが変わってきます。
耐久性や価格、特徴が異なるので、依頼する塗装業者の担当者と相談しながら、利用する塗料を決めていきましょう。
外壁塗装を依頼する業者が決まっていないのであれば、ぜひMMKアートにご相談ください。
MMKアートは、対応の丁寧さが特徴や価格の低さに特徴がある塗装専門業者。
見積り・施工・アフターフォローまで、ワンストップで完全自社施工するので、施工を外注する業者とは違い、最初から最後まで責任を持った対応を行っています。
Googleの口コミでは総合評価5.0をいただき、過去のお客様から高く評価されております。
使用する外壁塗料の種類についてもご相談いただけますので、外壁塗装のご予定があればぜひお気軽にお問い合わせください。